息子を抱き上げたい、父の想い

Posted on 7月 14, 2013 by

 

ピアノ作曲家でニューヨーク大学で音楽の教授を務めるアンソニー・ピタック(42歳)。
彼は左脳の瘢痕(傷跡)しているため、左半身をうまく動かすことができません。

彼とその家族はニューヨーク・マンハッタンのグリニッチ・ヴィレッジに住んでいます。

Village Father Survives Brain Cancer

「息子エーデンは私を見て、腕を前に出しました。」
「どんな親でもそれを見れば、抱き上げて欲しいのだとわかりますよね。」
しかし、彼は息子エーデンを抱き上げるといった簡単なことも難しかったのです。

2012年4月、妻ジョーダナの誘いでニューヨークのチャイナタウンにあるYMCA「the LiveStrong program」に参加。
無料の理学療法プログラムです。
彼はこのプログラムに参加して、いつか息子を力強く抱き上げるんだと目標を持ちました。

ピタックのトレーナー、ジャネットは言います。
「最初は厳しかったですね。」
「黙々とジムのバイクなどでトレーニングしましたが、うまく成果がでないので彼はイライラしていました。」

ピタックはその後も毎日、左半身のコントロールのためにトレーニングを続けました。
そして数週間後には強くなってきました。

現在、5歳になる息子エーデンにはダウン症があります。
エーデンは生まれてから病院で多くの時間を費やしました。
今は父のサポートもしています。

ピタックは言います。
「私は息子がダウン症であっても素晴らしい存在であることを知っていました。」
「息子を見るとき、障害のことは見ません。」

2012年5月下旬、ピタックのトレーニングが功を奏し、息子を抱き上げることができました。
「その日、息子を抱き上げるとは思っていませんでした。」
「しかし、家に帰って私を待っていた息子が私を見て、”お父さん、抱っこして”と要求したので、よし、やってみよう!と思ったのです。」
「もし、あなたが強い父親であれば、あなたの人生を変えることができますよ。」

ニュースソース:Village Father Survives Brain Cancer With Help From His Young Son

※ Anthony Ptakはテルミン奏者としても有名な方です。
Anthony Ptak公式ページ

 




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