可能性に満ちたダウン症のある人の人生

Posted on 5月 5, 2013 by

 

Life with Down syndrome

2006年、ティム・ノートンは自分の娘の出生直後、ダウン症候群と診断され、打ちのめされました。

彼は娘の将来は悲惨なものになるだろうと思い描いたのです。
しばらくは暗澹たる気持ちでいっぱいでした。

しかし、娘の生後2、3ヶ月で行ったスキー場で彼を大きく変える出来事に遭遇します。

マサチューセッツにある彼の家の近くでスキーをしているとき、
ダウン症(メリッサ・ジョイ・ライリー)のある10代の才能あるスキーヤーが丘の頂上から彼を通り越して滑ってきました。

ノートンはライリーに気がつきましたが、その時は何も言いませんでした。

当時の様子を振り返りノートンは言います。
「メリッサは私の前で立ち止まって言ったんです。『こんにちは、お元気ですか?』」
「私はすぐに言いましたよ。『なんてすごいスキーの才能を持ってるんだ!今日はすごい発見をした素晴らしい夜になるよ!』」

そして、その後まもなくノートンの人生は変わりました。

スキーのインストラクターであるノートンは言います。
「もうそれは驚きでした。その時、私は娘の可能性にポジティブになったのです。」

「落ち込んでいた私は、ああ、こんな気持ちのブラックホールにいる場合じゃないなって思ったのです。目の前にいる彼女は歩くことができて、話すこともでき、スキーだってできるんですからね。」
彼の娘マーガレットは現在7歳です。

ノートンのように、多くの人々はダウン症のある子供や大人の健康と生活の質の劇的な変化・改善を知って驚きます。

マサチューセッツ総合病院でダウン症のプログラムに従事するブライアン・スコットコー医師は言います。
「現在、アメリカにいる250,000人のダウン症のある人々は一世代前に比べ(とりまく環境やサポートが)抜本的に変わってきています。」

全米ダウン症協会によれば、現在ダウン症のある人々は平均寿命は60歳。
これは一世代前の平均25歳に比べると大きな進歩です。

テキサスにあるダウン症のある子供クリニックの小児科医キャサリン・オステマイアは言います。
「多くの人々は高校を卒業し、一部の人々は大学へ進学します。
また、何人かは結婚もするのです。」

2013年3月、オレゴン州出身のダウン症のある少年(15歳)は、
エベレスト山のベース・キャンプ(標高約5360m)まで到達した初めてのダウン症のある人になりました。
https://www.ds21.info/?p=5657

2013年5月、ダウン症のあるカレン・ガフニー(36歳)はオレゴンのポートランド大学から、名誉博士号を受け取ります。
ダウン症のある人がそのような学位を授与されるケースは初めてであると大学当局は言います。
https://www.ds21.info/?p=5847

ダウン症のある人々にとってベストな状態はこれからやってくるとスコットコー医師は言います。
早めの疾患治療、より良い療育や教育を受けることにより、
いまのダウン症の子供たちの世代は、これまでで最も成熟した状態になり得る場合があると彼は言います。

スコットコー医師による研究その他は、ダウン症候群による生命がはるかにより幸せであるとわかります。
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ニュースソース:Life with Down syndrome is full of possibilities

 




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