未来のダウン症のある人(世界ダウン症の日を祝して)

Posted on 3月 21, 2012 by

2012年3月21日、今日は国連が正式認定してから初めての世界ダウン症の日です。
この記念すべき日を祝して、こうであってほしいと私が願う、未来のダウン症のある人の姿を描いてみました。
みなさんは今日という特別な日に、どんな未来を願いますか?

20XX年3月21日、
今日は世界ダウン症の日。

ダウン症のある人のシュウ(25)は目覚めるとiPadを持ち、朝食を食べながら友人の近況をFacebookで確認しました。
東京・銀座のバディウォークで合流する友人ジョージの近況です。
日本語で書き込むと相手の母国語に表示されるワンランゲージ・サービスを使って、シュウは世界中に友達ができました。

朝食を済ますと彼はパソコンに向かいました。
世界各国にいるダウン症の友達とともに「お悩み相談室」のホームページを運営しているのです。
そこには毎日様々な人から悩みが寄せられ、
ダウン症のある人ならではの優しい視点にたった回答が多くの人に評判です。
何人かの質問に回答をするとシュウは家を出ました。

銀座へ向かう途中、彼は5人の見知らぬ人から笑顔で挨拶されました。
シュウは自らが代表を務めるNPO法人で日本各地をまわり、講演しており、彼を知らない人はいません。
競争で疲れた社会はダウン症のある人の存在を通じ、
あるがままの生き方に勇気づけられているのです。

銀座に到着すると、有名ファストファッション店に大きなポスターが飾ってあり、それを目にしたシュウはニンマリ。
今日は、ダウン症のある人の体型に合わせた服が世界同時発売される日。
ポスターはその広告で、シュウとその友達がダウン症モデルとしてそこに写っているのです。
新発売のTシャツにはダウン症のある人の素敵なアートが描かれています。

ジョージと合流したシュウはバディウォークを楽しむと、
夕方から行なわれる世界中のダウン症のある人が集まるダンスパーティーへ参加。
ひさしぶりの友人との再会、そして、世界ダウン症の日をみんなで祝いました。

楽しい夜を過ごし、家に帰ってくると、1通のメールが届いていました。
それは朝、シュウが回答を送った相談者からでした。

「きみの言葉にぼくは救われました。
きみがダウン症に生まれたことに感謝します。
きみの優しさに、ありがとう!」

シュウはニッコリするとベッドに向かい、
温かい気持になって眠りにつきました。

 




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