情熱の指揮者~音楽的才能はダウン症と無関係~

Posted on 6月 8, 2011 by

# 原文は2003年の記事です。

胡一舟(Hu Yizhou)は楽譜を読むことができません。
しかし、ひとたび音楽を耳にすれば、夢中になります。
彼は音への集中力が非常に高く、全ての音に耳を傾けるのです。

hu-yizhou

彼は1978年、中国・湖北省の武漢でダウン症として生まれました。

胡一舟のIQレベルは30。
健常者の大人でも最少は70ですが、
彼の音楽の才能を観れば、才能とはIQで測れないものであることがわかるでしょう。
人間は数字では測れないことの良い見本なのです。
音楽の才能は知的障害と関係ありません。

胡一舟の父親は武漢交響楽団で今も現役のチェロ奏者。
胡一舟が小さい頃、いつもリハーサルに連れていき自然に音楽が好きになりました。
そのうち指揮者の動きに興味を示し、真似をはじめました。

24歳となった今、胡一舟は国際的な評価を得ています
彼はアメリカの国立交響楽団、シンシナティ交響楽団にゲスト指揮者として招待されました。
中国のオペラ劇場で行われた中央バレエ団の交響楽団でも指揮をしました。
上海放送交響楽団の前でも指揮棒を振り、
ブラームスのハンガリー舞曲第5番、シュトラウスのラデツキー行進曲の指揮をしました。

胡一舟の指揮はオーケストラに情熱を吹き込みます。
オーケストラの構成を記憶して、
(熟練の指揮者とまではいきませんが)的確な指揮をします。

中国で有名な指揮者Jiang Xiebinは、
彼の才能は「純粋な美しさ」であり、
「繊細な魂の調和とメロディ」と評しています。

ニュースソース:Music Helps Win Acceptance

 




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