はめて覚えるかわいい動物たち
Posted on 12月 18, 2010 by DS21.info
外国ふうのかわいいイラストにママが惹かれ、1歳半の頃に購入。
木製の型はめパズルで、ピースの中央につまみが付いていて、外したところにはピースと同じ絵柄が描かれています。
この頃、形あわせはごくごく簡単な丸、三角、四角(しかも大き目の穴に合わせていれる)しかできず、
次にもっと複雑なもの覚えさせるのに、ブロック式のものを買うかどうか迷っていました。
でも、動物の名前を覚えるのにもちょうどいいかな、と思いこちらを購入。
息子にはまだかなり難しかったようですが、ママが何度か見本をみせると、はめて遊ぶことを理解しました。
つまみは小さすぎて持てなかったようで、手のひら全体でピースを移動させ、なんとか型にはめます。
難しいくらいが、息子のやる気をかきたてるらしく、なかでもクマが気に入り(形も簡単なので入れやすい)何度も挑戦します。
そしてはまったときは、満面に笑みを浮かべ、自分で拍手!
ほかのピースも、少しだけ外したところに置いてあげると、自分でずらして型にはめます。
そうしてしばらくは夢中になっていたのですが、複雑な形ははめられず、絵柄の合う場所を探したりすることも出来ず、
上手くいかないと怒って投げるようになってしまったため、しばらくお休みすることに。
もちろん、動物の名前を教えても無反応でした。
そして2歳になった頃。
久しぶりに出してみると、なんと、ばらばらに外したピースを自分ですべてはめてしまいました!
きちんとつまみを持って、合う絵柄の場所を探し、方向を定めています。
ママの言う動物の名前も、いくつか理解している様子です。
きちんとした発語でないものの、何やらぶつぶつ言いながらはめている様子には、感動してしまいました。
ダウン症の子は一般的に言葉を発するのが遅く、聞いて理解する能力のほうが先に発達していきます。
そのことはわかっていながらも、発語がないと親としては子どもがどこまで理解しているのかが分からず、手ごたえがないので、声かけしていて正直むなしくなる時があります。
でも、まいておいた種が発芽するように、忘れかけた頃になって、むかし教えていたことを子どもが吸収して披露してくれる瞬間があるんですね。
ゆっくりだけど、確実に成長している。そんなことを改めて感じました。