“障害受容”を助けるかもれしれないインターネットの情報 2015 夏

Posted on 7月 27, 2015 by

 

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2010年11月に書いて大変ご好評いただきましたこちらの記事。
「“障害受容”を助けるかもれしれない10のサイト」
https://www.ds21.info/?p=341

あれから5年が経ち、インターネット上で得られるダウン症に関する情報も変化しました。
改めて「“障害受容”を助けるかもれしれないインターネットの情報」として、2015年度版のおすすめサイト・情報をまとめなおしました。

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■定番

障がいのある子供を育てることはどんなことかを短く表現したエッセイです。
1987年にダウン症のある子供の母親エミリー・パール・キングスレーさんが書きました。
エミリーさんは子供向けTV番組「セサミ・ストリート」でエミー賞を受賞した作家です。

オランダへようこそ
原文

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■子育てのヒント

第54回 日本視能矯正学会 招待講演 「純粋な魂の書」

いまや書道界のスター金澤翔子さんのお母様、金澤泰子さんが第54回 日本視能矯正学会で講演されたの内容です。生まれる子供に対して、パーフェクトベビー願望をお持ちの方にはとくに響くかもしれません。
“知的障害に苦しんでいたけれど、今その知的障害ゆえにもたらされた世界は、途方もなく素晴らしい。”

「母と共に歩んだピアノの道」鈴木凜太朗・母親インタビュー | DS21.info

ダウン症があり、右手首より先は生まれつき欠損している凜太朗さんはどのようにピアノに取り組んできたのか、お母様の考えがとても印象的です。

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■ブログ系

ダウン症のある子供育児(21トリソミー児育児) – 子育てブログ村

ここ5年でブロガーが本当に増えました。
日本全国、海外で子育てしているブロガーの数だけ興味深い体験談があります。
お気に入りのブロガーを見つけて過去にさかのぼって読んでみるときっと発見があります。

働く主婦の独り言

考察がロジカルで分かりやすいです。
手作りの療育グッズも多く、子供の日常生活から有用な療育手法の仮説を立て、検証をするアプローチは、自分の子供をどのように見ればいいかのヒントになります。

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■学術系

学術系のアプローチを知ることで自分の心がどのような変化をしていくのかを冷静に知ることができます。

保護者の心理

1975年に発表されたドローターの図式を説明しています。
「ショック」→(障害であることの)「否認」→「悲しみと怒り」→「受容」(「適応」と「再構成」)

親の障害の認識と受容に関する考察-受容の段階説と慢性的悲哀-

障がいに対する親の否定と肯定が繰り返され、螺旋階段的に受容へつながっていくモデルはなるほどと思いました。
だんだんと振れ幅が小さくなっていくのは現実を肯定できているからだと思います。

障がい児を育てる家族の仮説的危機モデルと専門家に求 められる援助

障がい者の親が書いた1995年から2004年までに出版された5冊の本を分析・考察。
ドローターの図式よりもプロセスが細かく参考になります。

 




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