大手製薬会社ロシュがダウン症のある人の新薬開発に着手

Posted on 9月 21, 2011 by

2011年9月9日、大手製薬会社・ロシュはダウン症のある人の学習、記憶および音声を含む認知行動障害に対処する新薬の臨床試験を開始したと発表しました。
初期段階として安全性と耐用性の調査が行われます。

スイス・バーゼル市に本拠を置くロシュは世界最大のバイオテクノロジー企業のリーダーです。

ダウン症研究治療財団(DSRTF:Down Syndrome Research and Treatment Foundation)の研究開発統括職であり
科学諮問委員会の議長であるマイケル博士は言います。
「これはダウン症の認知研究の分野で非常にエキサイティングな前進です」
「DSRTFの主要な目標の一つは、ダウン症候群の小児と成人に対し、
最も効果がある(臨床利用を目指す)基礎研究を支援することです。
認知能力を改善する安全で新しい治療法を開発できるように、製薬企業との臨床試験に参画してきました。
今日の(ロシェの)発表により、業界の幹部、科学者と家族の長年にわたる努力が結実したと考えています。」

ロシュと一緒に研究を進めるうえでDSRTFの役割は大きく、この重要な新しい臨床試験の発展に貢献してきました。

臨床試験の第一段階は、18から30歳のダウン症のある人の大人をターゲットとし、
米国内の複数の診療所から33人を募集します。

DSRTFの事務局長クリスローズは言います。
「ロシュは、ダウン症候群を含む発達障害へ貢献しています。」
「ここ数年、主要な製薬会社がダウン症のある人の認知能力を改善する新薬開発に興味を持っていなかったので、今回のロシュの発表は重要です。
今回の臨床試験により、ロシュがダウン症候群への新しい治療法開発の主流にいることがわかるでしょう。」

ニュースソース:Roche Announces Clinical Trials for Down Syndrome Therapy Drug

 




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