海外の特別支援教材

Posted on 1月 28, 2011 by

 

以前の記事で紹介したイギリスとアメリカを中心に180カ国以上へダウン症のある人への教育的支援や調査を行っている「Down Syndrome Online」。
ここのオンラインストアで販売している教材(言語は英語。発送はヨーロッパ、アフリカ、アジア向け)が興味深いので紹介します。
サイト内の説明を読むと、これらの商品は日本からも購入できるそうです。
# 自分の子供はまだ理学療法のみなので私が知らないだけで、みなさんは普通に見かけるものばかりかもしません。

教材のトピックは3つ。

[1] 数字と算数に関するもの
[2] 言葉を学ぶもの
[3] 読み書きに関するもの

これらで紹介している教材の一部をピックアップします。

[1] 数字と算数に関するもの

数字と算数ではNumicon社の教材が多いです。
Numicon社の教材はデザインが秀逸で、個人的にカッコいいなと思います。

・1st Steps with Numicon at Home
未就学児童(3~5歳)向けの数字と簡単な算数の教材。

・Closing the Gap with Numicon – Group Kit
対象年齢はなく数の概念や算数を学ぶ為の教材。

[2] 言葉を学ぶもの

・ Pocket Colorcardsシリーズ
日常生活で目にする物、反対語(開ける→閉める)のイメージ、お菓子、数がいくつか、といったフラッシュカード。

・Sensory and Social Emotional Set Interactive Communication Cards
コミュニケーションする為のイラストカード。
(家や健康に関するセット、食べ物セット、レクリエーションやレジャーの為のセット、季節の行事や社会的な感情表現のセット)

[3] 読み書きに関するもの

・ボキャブラリーを増やす為のイラストカード。
(学校編、色編、行動編、感情編など)

・POPS Resources: Slider Game
赤い象に定規のような棒をスライドすることで、止まった場所の単語を象がしゃべるようです。
(画像が小さくてわかりにくいのですが、面白そうです。)

 




あわせて読みたい

  • 米国「トイザらス」障がい児用おもちゃガイド登場
  • 音声付きで引き算をビジュアルで覚える算数アプリ
  • ダウン症のある子供をたくましく育てる教室実践
  • 異なる能力を持つ子供たち向け”おもちゃ”ガイドブック
  • カルガリーの病院がおすすめする「おもちゃ(0〜5歳向け)」(後篇)
  • ▲先頭へ