中高年のダウン症のある人々のドキュメンタリー
Posted on 8月 16, 2017 by DS21.info
2016年に米エミー賞を受賞したダウン症のある若者のリアリティ番組 Born This Way。
プロデューサーのジョナサン・マレーは、受賞後のインタビューでこう答えています。
「この番組の考えのなかで、私たちは障がい者の能力にフォーカスしたいと思いました。それを見ることはエキサイティングだと思います。」
「(今回でハリウッドは)ダイバーシティが儲かるビジネスだと気付いたしょうね。」
そんな人気のダイバーシティ系コンテンツ。
2017年9月4日、アメリカの公共放送サービス(英語: Public Broadcasting Service, PBS)でドキュメンタリー番組 The Grown-Ups が放送されます。
南米チリに住む中高年のダウン症のある人々のドキュメンタリーです(チリ出身のMaite Alberdi監督)。
彼らは学校に通いながら、校内でケータリング事業で働いています。
スペイン語で「Taller Adultez Consciente(大人を意識したワークショップ)」という名のセラピーでは、カンセラーが彼らの自身の価値を気づかせたり、自立心を育みます。
彼らはユーモアと夢を持ち、恋もします。
楽しいことばかりではなく、チリに住むダウン症のある人が直面している課題も取り上げられます。
教会で結婚式を挙げるダウン症のあるカップルは合法的に認められなかったり、アニータという女性は更年期に入ったため、子供を持つ選択肢がないことを明かし、養子縁組を考えますが、視聴者はチリの法律では厳しく制限されいるか禁止されていることが分かります。
なお、この作品は2016年の国際ドキュメンタリー・フェスティバル・アムステルダム(IDFA)で70分以上の作品賞を受賞しています。
日本でも放送されるといいですね。
トレイラーや動画をぜひご覧ください。
ニュースソース:
Film Description | The Grown-Ups | POV | PBS