Google Scholarで多角的に調べる

Posted on 7月 4, 2017 by

Google Scholar(グーグル・スカラー)は通常のGoogle検索とは違い、学術用途の検索に特化しています。

『ダウン症』の検索結果も興味深く、医学、遺伝学、教育科学、社会学など様々な分野の論文がヒットします。

2000年から2017年まで各年の検索ヒット数を調べたところ、2009年以降は200以上とヒット数が増加傾向でした。

※2017年は7月4日時点の結果のため数は少ないです。

その中から興味深い内容を独断と偏見で3つ選んでみました。
検索結果から登録不要で論文を読むことができるものが対象です。

ダウン症を持つ学生の論文執筆とその支援(2017)
著者

茂大祐 日本福祉大学学生支援センター
佐藤慎一 日本福祉大学全学教育センター

抄録

本稿は, 本学に在籍していたダウン症をもつ学生が卒業論文を完成させるに至るまでの過程, また, ゼミ担当教員と学習相談室による指導・支援の実践報告である. 大学教育において, 困難を抱える学生が増え, 適切な配慮や対応が求められている. 抱える困難さは学生によりさまざまであるため, 画一的な対応のみでは不十分であり, 多様な配慮, 幅広い視点での調整が必要である. 本実践においても, 当該学生の特性を考慮し, 試行錯誤しながら各種の支援を実施した. 具体的には,情報通信機器を活用した密なコミュニケーション, ワークシートの提供などによる執筆支援等を行い, 一定レベルで機能したと思われる. 一方で, 一般的な対応を超えて相当に踏み込んだ支援でもあり, 適切な指導・支援であったのか検討する必要がある. 特別な支援が必要な学生に対して, どこまでの配慮をすべきであるか, より多くの事例を蓄積・共有し, 継続的に検討していく必要があると考えている.

リンク先
https://goo.gl/7zpVHL

ダウン症乳児の母親が期待する父親の役割(2017)
著者

長嶋 聖子1)
1) 北海道医療大学

抄録

本研究の目的は,ダウン症乳児の母親が父親に期待する役割の内容を明らかにすることである.対象は,母子ともに在宅で生活しているダウン症乳児の母親12名であり,質問紙とインタビューによる調査を実施した.母親が育児の中で父親に期待することについてインタビューし,母親の語りから意味内容が共通するものをまとめ,カテゴリーに分類した.調査の結果,ダウン症乳児の月齢は3-18カ月で,母親の年齢は30?42歳であった.ダウン症乳児の母親が父親に期待する役割は,【育児全般】,〈進んで育児をしてほしい〉〈一緒に遊んでほしい〉などの【子どもへの直接的関わり】,〈しつけを一緒にしてほしい〉〈療育を一緒にしてほしい〉などの【ともに育児や療育をすること】,〈母親を理解してもらいたい〉〈母親を気遣ってほしい〉という【母親の身体.精神面への配慮】,【現在の役割の継続】というカテゴリーにまとめられた.以上の結果から,ダウン症乳児の母親が父親に期待する役割には,ダウン症児の親に特有の期待や子どもの将来のより良い成長を目指した期待,育児のパートナーとしての自分にも目を向けてほしいという母親の思いが含まれていると考えられる.今後は,ダウン症乳児の育児において,父親が実際に果たしている役割と母親が父親に期待する役割の両面から検討していくことが課題であると考えられる.

リンク先
https://goo.gl/j89qcw

ダウン症児の母親が育児に前向きな気持ちになるまでの心理過程:医療者の支援とソーシャルメディアが母親の心理に与える効果(2016)
著者

片田千尋1)、西村明子1)、藤井真理子2)、末原紀美代2)
1)兵庫医療大学看護学部、2)元兵庫医療大学看護学部

リンク先
https://goo.gl/95bxta

さあ、あなたも検索してみましょう!
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