2028年の世界(世界ダウン症の日2017に寄せて)

Posted on 3月 21, 2017 by

2017年3月21日、今日は国連が定める世界ダウン症の日。
この記念すべき日を祝して、こうであってほしいと私が願う、未来のダウン症のある人の短い物語を書きました。
みなさんは今日という特別な日に、どんな未来を願いますか?

2028年3月21日。

世界の一部では新正月を祝っている。
2020年3月21日にマヤ暦、インド暦の終了に伴い、西洋暦に移行した人たちだ。

そして、この日は国連デイのひとつ、世界ダウン症の日でもある。

2021年頃から、どこで始まったのか定かではないが、新正月を祝う場でダウン症のある人を呼び、今年の福を祈願することがはじまったとされている。ダウン症のある人を呼ぶと福がもたらさらる、というのだ。

それはいま、ダウン症のある人がいる多くの国のコミニュティから一般に広まり、新正月だけでなく、誕生日パーティなどで、いわゆる”賑やかし”の一つとして人気がある。

イベント会社もダウン症のある人と契約し、賑やかしのプログラムをつくり、現地へ彼らを派遣している。

今回、紹介するのは東京で暮らすケン(20歳)。
彼もそんなイベント会社と契約している賑やかしの一人だ。
彼はDsxyというデバイスを使い、月に数度の賑やかしの仕事のほか、様々な仕事を兼業し、生計を立てている。

ケンはうまく喋ることはできないが、頭の中にある語彙は日常生活レベルで、それを表現するための出力に困難がある。

ケンが会話で使うDsxyは、2020年、AI(人工知能)技術の発展により、補助・代替コミュニケーション(AAC)の分野に変革が起き、開発された。中国、日本、アメリカの開発者による共同プロジェクトである。

Dsxyデバイスについたカメラを通じて顔の表情から感情を推測して言語化したり(画像認識)、専任のコンサルタントが数週間、本人と生活をして、その感情をモニタリングすることで本人らしい単語や表現をチューニングして言語化されるのだ。

 




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