世界で最もフレンドリーなレストラン
Posted on 8月 20, 2013 by DS21.info
以前ご紹介した「自分のレストランを持ち、運営するダウン症のある人」のティム。
経営も人生も順調のようです。
面白いダンスをしながらティム・ハリス(27歳)は職場へ向かいます。
そして毎朝、彼はお客さんにフリーハグをします。
どんな時でもそのハグは愛情がたくさん込められています。
2010年、ティムはアメリカ・アルバカーキでレストラン(ティムズ・プレイス)を開店。
朝食やメキシコ料理、ベルギー・ワッフルなど、どのメニューも好評です。
しかし、お客さんにとって一番魅力的なのはメニューではなくティムのハグです。
ティムは言います。
「私は悲しむ人々のために、特別優しいハグをします」
・ティムへのインタビュー
記者:あなたは「世界で最もフレンドリーなレストラン」と呼んでいますが、世界はこういったレストランを必要としていますか?
ティム:ええ、お客様は私のハグが好きですし、それが心に届いているようです。
記者:あなたはいままでどのくらいのハグをしましたか?また、記憶に残る思い出のハグはありますか?
ティム:だいたい42,000人とハグをしました!最初のお客様とのハグ、横向きのハグ(サイド・ハグ)、世界の人とのヴァーチャル・ハグ、小さな子供とのハグなど思い出はたくさんあります。私は悲しんでいる人には特別優しくハグをするように心がけています。時にはその人と一緒に涙も流します。
記者:それはすごい数ですね!なぜ彼らは悲しいのでしょうか?
ティム:あるお客様は奥さんが元気がなかったので、旦那さんが私のレストランへ奥さんを連れてきました。その奥さんは仕事を失ったそうです。私のハグで気分がよくなるように依頼されました。彼女は泣いていました。そしてその気持ちが私にも伝わったので、私も涙を流しました。
記者:2010年にレストランを開店しましたが、当初の予想はどうでしたか?
ティム:自分のレストランは非常に人気がでると思っていました。そして、たくさんの人々が私に会いに来ると思いました。実際、そうなったので私はとても興奮しました。夢が叶いました。
記者:すごい自信ですね。あなたのビジネスで大切にしていることはなんですか?
ティム:自分の夢を信じることは重要です。私は世界で最もフレンドリーなレストランをつくりたいと思いましたが、周囲の人もそれを理解し、信じてくれました。
記者:今後の計画を教えてください。
ティム:レストランは人気になり、私に会うために多くの人が世界中から訪れてくれます。しかし、「ティムズプレイス」に私がいるということを知らなかったり、私がオーナーであるということを知りません。将来の夢は多くの「ティムズプレイス」をオープンさせたいです。そして、10億人の人とハグしたいです!
記者:10億?それは大きなゴールですね!全員に優しいハグができそうですか?
ティム:自分ですべて人とハグしたいです。決してハグにはあきませんよ。夜、寝ている間に気持ちを充電するのです。
記者:家族からどんなサポートを受けましたか?
ティム:両親はお店の開店に必要な資金を貸してくれました。兄弟はみんな私のレストランで働いてくれましたし、友人を連れてきたりして、ビジネスに貢献してくれました。
ニュースソース:Tim Harris on living with down syndrome: “I call it born to be awesome!”