Facebookの友人に支えられ、ダウン症のある子供を出産

Posted on 2月 6, 2012 by

友人ジェニファー・リスターが三人目の子どもを妊娠していると聞いて、わたしはとても幸せでした。
彼女は人間として素晴らしいだけでなく、母親としても素晴らしい人物だからです。
ジェニファーとは仲の良い友人ですが、、
今はお互い遠くに住んでいるため、彼女の日常はFacebookを通じて知っていました。
そこで更新される妊娠経過にわくわくしていたのですが、残念ながら彼女は流産してしまいました。
Facebook上の友人たちも、一緒に悲しみました。

一番辛かったのはジェニファー自身のはずなのに、
それでもFacebookで日常を綴るのをやめませんでした。

そして、彼女はふたたび妊娠します。
友人たちはみな喜び、今度は無事に生まれてきてくれることを祈りました。
その後、緊急に帝王切開しなければならないかもしれないとジェニファーが伝え、
みなで心配したこともありましたが、なんとか無事に出産を迎えます。

ライリーという名の可愛い女の子が生まれましたが、
すぐにダウン症と判明したため、友人たちは元気に生きられるかどうか心配しました。
そして、必死にダウン症に関するあらゆる情報を集めたのです。

ジェニファーは私がこの話を公にすることを許してくれました。
彼女は娘のライリーを「神様からの贈り物(GIFT)」と捉えています。
ダウン症について彼女はこう言います。
「ダウン症の子どもを持ったからといって落ち込む(DOWN)ことはないのです」

以下はジェニファー自身の言葉です。

流産をしてから2ヶ月後、
わたしと夫ブレットは9ヶ月間、子づくりにチャレンジしました。

そしてその時は訪れるのですが、
なぜか妊娠検査薬で調べる前に、わたしは妊娠してる鮮明な夢を見て
自分の妊娠に気づいていました。

妊娠14週。
超音波検査で胎児の心音を確認しました。
そうでなければ、すぐにでも帝王切開しなければならなかったでしょう。
(うえの二人の娘は、いずれも帝王切開ではありませんでした)

その後、月に1回のペースで検査を行ないました。
そして医者は胎児のある徴候(ソフトマーカー)を発見。
それはダウン症の特徴でした。
また子どもを失うんだわ、わたしはそう思いました。

出生前診断で確定したほうがいいと医師に勧められ、
結果、ダウン症であることが判明。
医師からまだ中絶が可能な時期であると言われ、愕然としました。
その時、妊娠22週。わたしは思いました。
わたしには子どもを殺す権利があるの?
誰がそんな権利を持っているの?
迷惑な隣人やレイプ犯ではなく、自分の赤ちゃんを殺すことなんてできるの?
医師へ返す言葉が見つかりませんでした。
この反応はわたしを知る人であればよくわかると思います。

ダウン症という理由だけで子どもの命を終わらせるという選択肢はうんざりでした。
中絶の権利を行使することはあり得ない。
お腹の中にいる子どもは、きっと縁があってここに宿っているのだと信じて疑いませんでした。

2011年8月15日、36週と6日が経過。
超音波検査の結果、羊水がかなり少ない状態であることが判りました。
お腹の中の子どもは、出産の日が来たことを理解したのかもしれません。
分娩室へ呼ばれるのを待っているあいだ、仕事に出ていた夫のブレットに連絡し、
彼が到着するまで、看護師は分娩の準備を待ってくれました。

出産までの道のりは平坦ではありませんでしたが、なんとかその時が来ました。
医師を含め5名が出産に立ち会いましたが、
強い鎮痛剤を服用していたため、その後のことはよく覚えていません。
唯一記憶しているのは、娘がダウン症だと医師に告げられた夫が、泣きながら部屋に入ってきたことです。
医師は夫に「娘さんがダウン症だということを判っていますか?」と言われたそうです。

本来であれば医師はセンシティブに告知をするべきなのに、
とても雑な対応に私は憤りを覚えました。
夫は動揺していましたし、わたしもまだ頭が朦朧としていました。
当然二人のの娘も怖がって、混乱していました。

その後、数日間の記憶はあいまいです。
ライリーに母乳を飲ませるため、NICUで何時間も過ごしました。
家族がみな思いつめたの表情だったことを覚えています。
「みんなうまくいくわよ!」とわたしは微笑みながら言いました。

友人も順調にいくわよ、と応援してくれました。
その友人には7歳のダウン症の子どもがおり、心身とも健康に育っていました。
その子は出生前診断で陰性だったにも関わらず、出産後にダウン症であることが判明して愕然としたという話も、
友人は聞かせてくれました。

ライリーはいま生後5ヶ月。
彼女はわたしが知っているなかで一番幸せな赤ちゃんです。
週に1回の物理療法、スピーチ療法、マッサージ療法へ通っています。

もしあなたや知人が、ダウン症の子どもをお腹に宿す幸運を手に入れたのならば、
ぜひ笑顔になってほしいと思います。
そうすれば身の周りで起こることも乗り越えられると思います。
恥ずべき社会や医師は、このことをわかっていません。
ダウン症の子どもを持ったからといって落ち込む(DOWN)ことはないのです。

障害児の親がお互いをサポートして話すことができるFacebookグループをジェニファーは作りました。
グループ名は「I’m Proud of My Child With Special Needs」(わたしはスペシャルニーズのある子どもを誇りに思います)。
そこで様々な計画や夢を共有できればと彼女はいいます。

ニュースソース:There’s Nothing ‘Down’ About Having a Child With Down Syndrome

 




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