注目のダウン症啓発ビデオ

Posted on 1月 13, 2012 by

 

インターネットの口コミで話題となっているダウン症啓発ビデオをご紹介します。
2012年1月5日、娘の2歳の誕生日。
母親の思いを、娘のメッセージ風に語りかけます。
とても良い内容なのでご覧ください。

・Down Syndrome Awareness – Maddox

わたしの名前はマドックス・ルシール。
これはわたしのママ。
わたしは2歳だけど大人と賭け事をしているの。

わたしが生まれたとき、
お医者さんはわたしの心臓に穴があいていることで問題が起こるって言ってたわ。
だけどお医者さんの負け。わたしが勝ったの!
心臓の穴は塞がったの。

またあるとき、
お医者さんはわたしの筋力は弱く、発達もゆっくりだろうって言ってたわ。
それもわたしの勝ち!
わたしは歩くことも話すこともできるようになったわ。

お医者さんは普通の子どものように賢くならないとも言ってた。
お医者さんは間違っていて、わたしは大正解だったのね。
手話のわかる2歳の子どもがアメリカにどれだけいるんだろう?
わたしの才能はね、
簡単に身についたものじゃないの。
1週間に何時間もセラピーに通ってるんだよ。

わたしが理学療法や言語療法に通っているとき
友達にはダンスを楽しんでいる子もいるし、
体操や音楽、本を楽しんでいる子もいるわ。

わたしは一つのことにとても集中するの。
友達みたいに素敵なチャンスをもらったと思ってる。

わたしの誕生日パーティーに招待したいな。
普通の学校に行きたいし、いろいろな経験もしてみたい。
将来は自分の家だって欲しいし、恋だってしたい。

ほとんどの人はそんなこと
わたしにはできないと思ってるでしょう。
しかも、知恵遅れだとか耳障りな言葉でわたしを呼ぶの。
そういった言葉は心が傷つく。
だけどそう言われるたびにわたしは強くなるの。
だって負けたくないからね。
みんなはそんなのできないって言うだろうけど、
わたしはとってもすごいんだから。

ねぇ知ってた?
ダウン症で生まれてくるっていうのは8%しかないチャンスをもらったってことなの。

ママは流産しそうだったの。
ダウン症で産まれてこれる確率は70から80%。

わたしはゆっくり走る車のなかにいて事故にあったようなものなの。
ママは胎盤早期剥離になって、
わたしは小さくても外へ出なくちゃいけなかったの。

実はわたし、出生前診断でダウン症だとわからなかったの。
血液検査は陰性。
わたしの勝ちね!

わたしは目的があって生まれてきたの。
ここにいるのは、ダウン症の世界を教えるためだってことをママは知らないの。
ママはいつの日かそれを理解すると思うわ。

わたしの顔や体は普通の人と違うかもしれないけれど、
夢や希望は他の人とは変わらないの。

毎朝起きて思うの。
私を否定しようとする人や社会をいつか見かえしてやるわってね。
どんなに大変だって私は負けない。

きっとみんながダウン症の人は美しくて、賢くて、
才能があることを理解してくれる日がくると信じてる。

わたしが傷つく言葉を言わなくなるように
あなたが人に注意をする日も来ると思うわ。

わたしはが大人と賭け事をしているってことがわかってくれたかな。
あなたも人生を賭けてみて!

 




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