国連「世界ダウン症の日」の意味

Posted on 1月 12, 2014 by

 

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国連が2012年から毎年3月21日は「世界ダウン症の日」と制定しています。
国連が様々な国際デーを制定する意味はなんなのでしょうか?

国連のサイトによれば、
「特定の日、または一年間を通じて、平和と安全、開発、人権/人道の問題など、ひとつの特定のテーマを設定し、国際社会の関心を喚起し、取り組みを促すため制定」
「国連総会やさまざまな国連専門機関によって、宣言されます。」
http://www.unic.or.jp/activities/international_observances/

国連の加盟国は193か国(2011年)、これらの国を通じて一斉に発信されるメッセージはまさに地球規模。
2012年、第1回の「世界ダウン症の日」に国連事務総長の潘基文(パン・ギムン)が述べた言葉が、この日の意味を力強く伝えています。

ずっと長い間、子どもたちを含めたダウン症のある人々は、社会の片隅に追いやられてきました。多くの国々では、今でも彼らが彼らのコミュニティーに参加することを阻む汚名や差別、法律や態度、環境の壁に直面しています。

差別は、強制された不妊のごとくあからさまに不快なものでありえると同時に、物理的および社会的な手段による分離と孤立化のごとく微妙なものでもありえます。ダウン症のある人々は、しばしば、法の前に平等に承認される権利、選挙権や被選挙権を与えられないことがあります。知的障害は、ダウン症のある人々が自由を奪われ、特殊施設に時には一生入れられる正当な根拠であると見られてもきました。

多くの国々では、知的障害のある少年少女は、普通学級での教育への十分なアクセスがありません。ダウン症のある子どもたちは他の子どもたちの教育を妨げるという偏見のために、我が子を特殊学校へ入れたり、家に置いたりする親ごさんもいます。しかし、調査によれば、そしてより多くの人が理解し始めていることですが、学級における多様性がすべての子どもたちのためになる学びと理解を促すことになるのです。

国連は何十年にもわたって、すべての人の幸福と人権を守るために活動してきました。この努力は、2006年に障害者の権利条約を採択することによって強化されることとなりました。この条約は、「障害のある人々はもはや慈善や福祉の対象ではなく、かれら自身の権利において社会に多大に貢献できる、平等な権利をもつ尊厳ある人々なのだ」というパラダイムシフトを具体的に示しています。

今日この日、ダウン症のある人々は、すべての人権と根本的自由を十分にかつ効果的に享受する権利があるのだということを再び断言しようではありませんか。ダウン症のある子どもたちや人たちが、他の人々と同じように、かれらの社会の発展と生活に十分に参加できるよう、我々一人ひとりが役割を果たそうではありませんか。すべての人々を包み込む社会を築こうではありませんか。

http://www.jdss.or.jp/321/wdsd_message.pdf

 




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