ボストンの創作ダンス教室

Posted on 12月 14, 2010 by

 

# 2009年の記事です。ニュースソースのリンク先にある動画もぜひ観て下さい。

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土曜日の早朝、ダンスクラス開始前にサラ・マルコウィッツはストレッチをしています。

ボストンバレエ団が運営する学校の教室で、サラは棒を使ってストレッチします。
今日は親が見に来るので参加する生徒はみんな興奮気味。

サラは特別講師のジャンニ・デ・マルコ(愛称ジーノ)に言及します。
「ジーノが好きだから、ダンスも好きです。」
ジーノは様々なクラスを教えてきましたが、現在は「創作ダンス(Adaptive Dance)」に集中しています。
このダンスはダウン症の子供のためのものです。

ジーノは言います。
「創作ダンスは瞬間を表現します。音楽に合わせて体を動かし、喜びを感じるのです。」

打楽器コンガのリズムが部屋に響き渡り、ダンスクラスが開始。
生徒はみんな前面の鏡を見ながら着席しているなか、ジーノはダンスをはじめます。

彼はリズムにあわせた体の動きを見せ、生徒をリードします。
そして、だんだんと立ち上がった姿勢になります。
「いいね!」とジーノが声をかけると、みんな笑顔になり、体を揺らして足を踏み鳴らします。

ジーノは言います。
「ダンスには限界がないんです」
みんなで輪をつくり、一人ひとり交代で輪の中心へ来ると、自由にダンスを披露します。
一人がダンスを終えると、抱擁したり、こぶしを突き合わせ喜びをわかちあいます。

このプログラムはボストン小児病院の理学療法士ミシェラのアイディアで2002年にはじまりました。

ミシェラは言います。
「参加する生徒は理学療法、作業療法、言語療法を経験しています。」
「みんなに他の子供がやっているようなダンスクラスを体験してほしかったのです。」

ミシェラはダンス講師ではありませんが、生徒をサポートするためにいつもクラスへ参加しています。

生徒のサラにとってダウン症であることは特別なことではありません。
サラは言います。
「どんな障害かは重要ではありません。(重要なのは)誰でもダンスができるということです。ダンスをすることで自分を表現できるのです。」

ニュースソース:Dance class a gift for special students, instructor

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