ビジネスマンが作業所を変えようとした話

Posted on 9月 24, 2014 by


ヤマト運輸の『クロネコヤマトの宅急便』の生みの親である小倉昌男氏が書いた本のご紹介です。

2003年に出版され、既に10年以上が経っていますが、障害者就労を考えるにあたり、経済界をけん引する立場の人が「障害者が自立して働く場所作り」を積極的に行ってきたのは何故か、どうやったのか、を知るのに大変貴重な内容でした。

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障害者の賃金が1万円に満たない時代にスワンベーカリーという賃金最大10万円のロールモデルをつくり、全国で経営セミナーを開催し、作業所の賃金を変えようとした熱い昭和の男の話です。

1993年、ヤマト福祉財団設立当時の作業所の様子がよくわかりました。

父から受け継いだヤマトを拡大拡張させた実力者だからこそできる力強い経営スキルを武器に、作業所の世界を改善して障がい者の自立をマネーで変えるというミッション・ビジョン。

障がいのある子供の親としてハッとさせられるところがあり、面白かったです。

ビジネスマンが作業所を変えようとした話なので、当時の作業所にとってはビジネス視点のアプローチ(マーケティング、マーチャダイジング)が新鮮だったことや効果も早かったことは読んでいて追体験しているようでした。

また、ビジネスは時代とともに変化していきますから、その当時の方法で永久に勝ち続けられるかというと、そういう訳でもないんだろうな、とも思います。
何か循環して発展していく仕組みが障害者就労にもあるといいですね。

 



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