ロシアからアメリカへの養子縁組禁止の波紋

Posted on 12月 30, 2012 by

 

12月28日、ロシアのプーチン大統領は、アメリカで人権侵害に関わったロシア政府関係者の入国を制限する法案が成立したことへの対抗措置として、アメリカ人とロシアの子どもの養子縁組を禁止することを盛り込んだ法案に署名しました。
その前にアメリカ・ユタ州の家族はロシアからダウン症のある4歳の女の子ヘーゼルを養子縁組に迎えました。

Putin bans American baby trade

この法案を否定する人々は、ロシア政府は子供たちの命を使って政治的ゲームをしていると言います。

ロシアには孤児が多く、孤児院のシステムには問題があります。
特に深刻な病気や障害のある子供が新しい家族に出会うことはほとんど不可能です。

ユタ州の家族は特別なニーズのある子供との養子縁組を支援する団体「リースの虹(Reece’s Rainbow)」のWEBサイトを通じてヘーゼルを見つけました。
この法案によってロシアにいるダウン症のある子供が新しい家族と出会えるチャンスは無くなるかもしれません。

■ポイント
・今までロシアからアメリカへ6万人の子供が養子縁組みしました。
・ユニセフによればロシアでは74万人の孤児がいると言われ、養子縁組を待っている子供は1万8千人います。
・ロシアからの養子縁組相手国としてはアメリカが最大の国です。

ニュースソース:
Is this the last U.S family to adopt a baby from Russia? Utah couple welcome Down syndrome girl just days before Putin bans American ‘baby trade’ forever
ロシア アメリカ人との養子縁組を禁止

 




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