本物のチャンピオン

Posted on 3月 9, 2011 by


先週、ダグ・ヘルムステッターは高校生活で最後の競技に勝ちました。

その勝利は彼にとって最初のものですが、
ジェファーソン水泳チームにとっては大きな勝利でした。

ダグはダウン症。
毎回、彼はチームで自由形50mを泳ぎ、リレーもこなします。

彼は言います。
「泳ぐことが好きなのです。」
「チームのみんなが好きですし、みんなも自分のことを愛してくれています。
その理由は自分が良い水泳選手であり、良い友人だからなのだと思います。
“がんばれ!ダグ!がんばれ!”って、みんな応援してくれますよ。」

コーチのアニー・クインタベラは、ダグのために特別な競技を準備しました。
それは自由形25m、今シーズン、チームとして最後の競技です。

小さなプールサイドから声援を受け、
ダグは他のチームメイトと切磋琢磨。

競技がスタートすると、彼はゆっくりとプールを泳ぎ、
息つぎをするたび、水上に頭をあげます。
25mを泳ぎきり、サポーターから優勝したことを伝えられと、
彼は笑顔で喜びました。

コーチのアニーは言います。
「これが高校スポーツの醍醐味ですよ。」
「私たちは真に団結したチームなのです。
チームメイトはダグをいつも気にかけ、
声をかけたり、彼のために進んで自らの時間を使おうとします。」

ダグは2歳から自宅の庭にあるプールで水泳をはじめました。
現在、妹ベッキー(17歳)もジェファーソン水泳チームに所属。
弟コレー(12歳)も幼稚園の頃からはじめました。

ダグが水泳教室へ通いはじめたとき、
母カレンは心配していました。
しかし、その不安を打ち消すように
彼は自由形を覚え、バタフライや背泳ぎも学びました。
数年後、妹ベッキーが高校生クラスに参加するときには
ダグも立派なチームの一員になっていました。

息子がジェファーソン水泳チームを続けるにあたり、
母カレンはスポーツの専門家であるジョン・ディコロに相談しました。

ダグは学校で特別支援教育を受けてきましたが、
現在は妹ベッキーと同じクラスになり、6月に兄弟一緒に卒業する予定です。
しかし、水泳は同じようにはいかないと母カレンは思ったのです。

彼女に向かって専門家ジョンは言いました。
「息子さんを他の選手と同じように扱いますよ。」
「冗談で言うわけではありませんが、他の選手との違いはありませんから。」

彼女は29歳で出産。
その年では羊水検査のことは考えられません。
出産と同時にダウン症と告知されました。
息子がダウン症として生まれてから様々なことを学んできました。

出産して3日後のことを彼女はよく覚えています。
「息子にとても深い愛情を感じていました。」
そして、息子に誓って悲しまない決意をしました。

ダグは50m自由形で、1分8秒の個人ベストを記録。

妹ベッキーは言います。
「兄なりの泳ぎ方ですが、兄は良い水泳選手だと思います。」
「兄は水泳をはじめた頃から、とても熱心に努力してきました。
みんなは兄のことを障害者なのか聞いてきますが、私にとって兄は兄でしかないのです。
わたしたちは兄弟ですし、水泳チームでは良きチームメイトです。」
ダグは付け加えます。
「水泳で大切な友人ができました。水泳は良い運動ですし、スポーツマンシップにあふれてます。」

※動画は最初に15秒のCMが入ることがあります。

ニュースソース:A true champion

ジェファーソンシティ, ミズーリ
 



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