早期のインクルーシブ教育

Posted on 2月 22, 2011 by

 

2011年2月4日、ドバイで行なわれたダウン症のある子供のインクルーシブ教育をテーマにした会議において
ダウン症のある子供には早くからインクルーシブ教育が必要だというレポートが発表がされました。

現在、私はカナダ人の教育者としてアブダビで教えています。
すべての子供たちに平等な教育機会を与える点で、
「インクルーシブ教育」は素晴らしいアプローチだと強く思います。

カナダの教育制度はアラブ首長国連邦よりも歴史が長く、
教育現場も様々な体験をしています。
多くのダウン症のある子供は「普通の学校」に通い、
各個人の能力に合わせた特別支援教育を受けます。
普通学級に障害児が在籍していても、
他の健常児の教育環境に影響はありませんでした。

いまのアラブ首長国連邦はダウン症のある子供を普通学級に「放り込む」のではなく、
(ダウン症のある子供にとって)真に有効な海外の特別支援教育プログラムを政府が運営する学校で展開する必要があります。

「万人のための教育(Education for All)」という言葉がありますが、
適切な教育の仕組み、特にインクルーシブ教育への周囲の理解と知識がなければ、
この新しい考えは現場の教師、まして子供にとって災難になるでしょう。

ニュースソース:Down’s syndrome children need special education

■参考URL
「特別支援教育からインクルーシブ教育へ」
「万人のための教育」(文部科学省)

 




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